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プログラミング教育が神エクセルを駆逐する?

そもそも義務教育でプログラミング教育をするのは、いったい何故なのでしょうか?

普通は、大多数の人がプログラマーになるわけではないのに、なんで勉強する必要があるの?と思いますよね。

その答えは、少し前に話題になった「神エクセル」で上手く説明できそうです。

神エクセルとは?

神エクセルって聞いたことあるでしょうか?

一言でいうと、エクセルを方眼紙のように使って文書を作成することです。

ひとつ例をあげてみます。

エクセルの1つ1つのセルを方眼紙のように使って、紙の様式そっくりのきれいな様式になっていますね。ある意味、芸術作品とでもいえそうです。

紙のように使うから「紙(かみ)エクセル」、芸術的だから「神(かみ)エクセル」というわけです。

ちなみにこの様式は、現在(2019年10月時点)、実際に日本年金機構に掲載されているものです。

神エクセルの問題点

では、神エクセルの何が問題でしょうか?

上の例のエクセルをよく見ると、個人番号は1つのセルに1つの数字を入力するようになっていますね。

すると、コンピュータは12桁の数字ではなく、12個のバラバラの数字だと理解することになります。

では、集めたエクセルファイルから次の一覧表を作ることを考えてみます。

個人番号氏名フリガナ
112233000000田中 太郎タナカ タロウ
445566000000山田 次郎ヤマダ ジロウ
778899000000鈴木 花子スズキ ハナコ

個人番号のセルが分かれていることによって、自動化どころかコピペすらできないのです。

つまり、エクセルのデータから、手入力で12桁の数字を一覧表に打ち直す、紙から転記するのと同じ作業が必要ということですね。

(こんな作業やりたくない)

実は、この様式の右上には「印」の字があるので、どうやら、申請者が電子データとして作成&紙に印刷して提出、年金機構が紙から電子データに手作業で戻す、という作業をしていそうです。

この作業、無駄だと思いませんか?それに人が作業するので、間違えることもあると思いませんか?

消えた年金問題も、これが一因かもしれません。

コンピュータとの会話の良い例

では良い例として、ネットショップはどうでしょうか?

楽天やAmazonでお買い物をするとき、ウェブで注文時に16桁のクレジットカード番号を入れれば、すぐに支払いまで完了しますよね。

クレジットカードの16個の数字を、お店の人が手作業で入力し直している、なんてことは絶対ないはずです。

コンピュータが、16桁のクレジットカード番号と理解して、自動でクレジットカード会社に確認して、決済完了までしてくれます。

でも、コンピュータとの会話の仕方を知らないと、クレジットカードの入力枠を神エクセルのように、コンピュータが理解できない形で作ってしまうかもしれないのです。

実際にプログラミングをしないとしても、プログラミング教育が必要だと思う理由、なんとなく分かっていただけたでしょうか。

まとめ

以前、安倍首相が「現代の読み書きそろばん」と言っていましたが、とても良い例えだと思います。

そろばんは今では電卓になりましたが、読み書き計算は、どれも生活する上で無くてはならないもの。

それと同じように、生活する上で無くてはならないITの基本的な知識を、小学校から教えましょう、ということだと思っています。

現代の読み書きそろばんを、かっこよく「ITリテラシー」なんて言うから難しく感じてしまうのです。コンピュータとの会話の仕方と言っても良いかもしれませんね。