グループポリシーでEdgeの初回設定画面を非表示にする方法

この記事では、グループポリシーを活用してMicrosoft Edgeがデスクトップにショートカットを作成しないように設定する方法を詳しく解説します。

例えばMicrosoft Edge の初回起動時には、初期設定メニューが立ち上がります。

これをグループポリシーで表示しないようにする方法を紹介します。

グループポリシーを使うことで、組織全体での統一的な設定が可能になりますので、IT管理者にとって非常に有効な手段です。

以下はローカルグループポリシーに追加する方法ですが、AD のグループポリシーでも同じように設定できます。

目次

設定手順

[スタート] を右クリックして [ファイル名を指定して実行] を立ち上げます。

[gpedit.msc] と入力して [OK] ボタンをクリックします。ローカルグループポリシーエディターが立ち上がります。

左ペインで [コンピューターの構成] – [管理用テンプレート] – [Microsoft Edge] とたどり、右ペインの [最初の実行エクスペリエンスとスプラッシュ スクリーンを非表示にする] を開きます。

[有効] を選択し、OK をクリックします。

以上で設定完了です。

グループポリシーに設定項目がないとき

グループポリシーの Edge の設定項目は、あらかじめ追加しておく必要があります。設定項目の追加方法は下記ページにまとめましたのでご覧ください。

グループポリシーとは

グループポリシー(Group Policy)は、Windowsの環境において、ユーザーやコンピューターの設定を一元的に管理するための機能です。特に企業や教育機関などのネットワーク環境では、グループポリシーを使用することで多くの端末に一括して設定を適用できるため、IT管理の効率化が図れます。

グループポリシーの役割

  • セキュリティ管理: パスワードのポリシーやアクセス制限を設定。
  • デスクトップ環境の管理: 壁紙の固定化やショートカットの管理。
  • アプリケーションの設定: 特定のアプリケーションのインストールや制限を制御。
  • Windowsアップデート管理: アップデートのスケジュールやインストール方法を統制。

このポリシーはActive Directory(AD)の一部として利用されることが多いですが、スタンドアロンのPCでもローカルグループポリシーエディター(gpedit.msc)を使用して設定可能です。

ポリシーの適用範囲

グループポリシーは以下の2種類に分かれます。

  1. コンピューターの設定: OS全体に適用され、ログオンユーザーに関係なく有効。
  2. ユーザーの設定: 特定のユーザーまたはユーザーグループに適用。

Edgeショートカット自動作成の仕組み

Microsoft Edgeは、Windows環境における公式ブラウザとして設計されており、システムアップデートやブラウザのインストール時に自動的にデスクトップにショートカットを作成する機能が備わっています。これはユーザーにEdgeを利用しやすくするための仕様ですが、環境や運用ポリシーによってはこの動作が不要と感じられる場合があります。

ショートカット自動作成の理由

  • ユーザーエクスペリエンスの向上: インストール後にユーザーがすぐにブラウザを起動できるようにするため。
  • 公式ブラウザの普及促進: MicrosoftがEdgeを利用してもらう機会を増やす目的。
  • システムデフォルト動作: Windows Updateによる再インストールやリセット時に、デスクトップにショートカットを復元する仕様。
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